マトスポブログ

サハラマラソン参戦記録 vol.6(全4ページ)

コース脇に休むに丁度よいサイズの崩れた建物の土壁がある。見れば数名の選手がすでに休息をとっていた。
空いたスペースに腰を掛ける。
すると隣にいたイギリス人男性が「その頭のは何だ?」と声をかけてきた。
いつも通り帽子の後ろの説明文を指差す。えらくウケたが私の方も彼の格好にえらくウケた。
頭からは二本の角が生え、お尻からは尻尾。そして三又の矛携えていた。そう、悪魔の姿だ。
彼は大柄でがっしりとしており、それも相まってその姿はなんだかコミカルに見える。
なんで悪魔なの?と尋ねると、私がそうしたように彼は自分のゼッケンナンバーを指差した。
なんとゼッケン「 666 」!ビーストナンバー、悪魔の数字!
それでこの衣装なのかと得心がいく。
そしてよくよく考えると、彼はゼッケンナンバーが発表されてから一月足らずの間にこれを準備したはずなのだ。
世界には愛すべきバカが(※褒めています)沢山いるなぁと考えていると
今度は帽子にウサギ耳を装着したカップルが目の前を通り過ぎて行く。
・・・せ、世界には愛すべきバカが沢山いるなぁ。
彼のことをデビルマンと呼んでもいいと許可をいただき、集落を後にする。

デビルマンの勇姿

ウサギ耳の仲良しカップル

ついでに集落近くでオフィシャルのカメラマンにポーズを取れと促された毛虫の前立て

集落を出てすぐの丘に登ると第2チェックポイントが見えた。

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