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Post on 2014.05.30
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サハラマラソン参戦記録 vol.2

2014年4月、弊社の社員である尾西基樹30歳(独身)が、世界で最も過酷とされるサハラマラソンに参戦した記録譚、第2回です。今回は旅立ちのお話。

vol.1はコチラ!

4月2日

第一目的地、パリへ

サハラマラソンの開催地はモロッコだが、主催はフランスの団体である。
その関係で参加者は先ずパリに集合し、郊外にあるオルセー空港から大会のチャーター便でモロッコ入りをする。
日本人参加者の多くは大会のオプションとして申し込むような形でパリ市内の指定のホテルに1泊ないし2泊し、チャーターバスにてオルリー空港へ向かう。

参考に私のサハラマラソンの日程を載せておきます。

2014年4月2日
関西空港発。同日シャルルドゴール空港着。パリのホテル泊

3日
パリ市内で日本人参加者顔合わせ。パリのホテル泊

4日
オルリー空港(パリ)発 ※チャーター便。エルラシディア空港(モロッコ)着。バスで野営地へ移動。野営地にてテント泊

5日
野営地にてテクニカルチェック&メディカルチェック(持ち物、心電図などの検査)。野営地にてテント泊

6日
第1ステージ ※競技中の宿泊は全て野営地のテントにて

7日
第2ステージ

8日
第3ステージ

9日
第4ステージ 1日目(オーバーナイトステージ)

10日
第4ステージ 2日目(オーバーナイトステージ)

11日
第5ステージ

12日
チャリティーステージ。競技後、バスでワルザザード(モロッコ)へ移動。ホテル泊

13日
ワルザザートにてフリータイム。ホテル泊

14日
ワルザザート空港(モロッコ)発 ※チャーター便。オルリー空港着。パリのホテル泊

15日
シャルルドゴール空港発

16日
関西空港着

私は2泊することにし、4月2日の夕方にフランスはパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着した。
パリには5年前に一人旅で一週間滞在したことがある。
初めての海外旅行だったこともあり、ありがちな話だが初日に現金を根こそぎスられてしまい憧れのルーブル美術館の前で旅行者を捕まえ金銭の無心を行った。
そのときはもう二度とパリに来ることはないと思っていたが、まさかこんな形で、しかも5年前の自分からは想像もつかないこんな目的でこの地に舞い戻ってこようとは・・・
市内に向かうバスの中でそんなことを考えていた。

渋滞もあったがホテルへ無事到着し、チェックイン。部屋はツインで他の日本人参加者と相部屋である。
私のルームメイトは東京のK和田さんという方だ。

サハラマラソンを志してからこっち、沢山の方に応援をいただき、またときには呆れられと様々なお言葉を頂戴した。
ただその中に「 自分もやってみたい 」という声はなく、このときまで私はサハラマラソンに対して独りで考え、独りで準備を進めてきた。

いま自分の目の前にいるK和田さんは自分と同じ目的を持ち、同じように様々なハードルを越えてここまで邁進してきた方なのだ。
そしてこのホテルにはそんな日本人が他にも沢山・・・、そう思うと同志を得たようで非常に嬉しい気持になった。
学生時代の部活動や甲子園での売り子のアルバイト等、同じ境遇を過ごして得た仲間をのことを思い出す。

K和田さんと参加への経緯や装備の話で盛り上がったが、次の日に備え早めに床についた。

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