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Post on 2015.06.25
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サハラマラソン参戦記録 vol.18

2014年4月、弊社の社員である尾西基樹30歳(独身)が、世界で最も過酷とされるサハラマラソンに参戦した記録譚、第18回。

前回でサハラマラソンは無事フィナーレを迎え、今回からはその後の様子をお届けします。
本編の最後でも触れていますが、もう少し続きますよ!

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非日常から日常へ

ゴールの先で係員に呼び止められる。どうやらここで発炎筒と計測用のICタグを回収するらしい。
今日の道中、シャレで発炎筒を打ち上げようかなとかバカなことを何度も考えたが思い止まっておいてよかった。
ずっと背中に差していた発炎筒。500g以上ある。使うことにならなくて本当によかった。

そして計測用のICタグを手渡すところで絶句する。

既視感たっぷりの光景。回収したICタグを仕分けているのだが自分の業務そっくり。なんだかICタグの見た目も似ているし。
つい先程までの非日常はぶっ飛び、ここで一気に現実に引き戻される。いきなり仕事のことを思い出させるとはなんという不意打ち。

その後はいつも通りスルタンの熱いお茶をすする。K池さんもこのお茶が気に入っており、おかわりをしている。
更に今日はその場で焼きたてのホブス(例の丸っこいパン)がもらえたので齧りながら大会のバスが見える方へ向う。
途中に商店があり、何か売ってそうだったがスルー。実はここで日本人選手数名がビールで乾杯していたらしい。惜しいことをした。

我々は最後尾近かったので、すでに選手を乗せたバスの多くは出発しており残っているのは2台だけ。
バスの荷台にバックパックを降ろし、陰へ行き用を足す。草履に履き替えて乗車。

バスは最終に近いということもあってかガラガラである。これはラッキー!
2人がけの席に腰をかける。フワフワだ!
そして左側からクーラーの風に気づき、びっくりして「何か風が出てる!」と声に出してしまう。
たった9日間だったが文明と隔絶されるとこうなるんだなとひしひしと感じた。

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