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Post on 2014.11.28
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サハラマラソン参戦記録 vol.12

2014年4月、弊社の社員である尾西基樹30歳(独身)が、世界で最も過酷とされるサハラマラソンに参戦した記録譚、第12回。
今回も前回に引き続きオーバーナイトステージの様子をご覧いただきます。

オーバーナイトステージと言いつつも、夜を迎えなかった前回。
今回は無事、夜を迎えることができるのでしょうか。

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4月9日、10日 – 其の二

チャンピオンズ

一息入れ、下山を開始する。登りを鑑みるに下りも楽な道ではないだろう。

こんな道だった。※写真提供 旅人Mさん

登りに比べれば人の流れは速いがそれでも大きな段差があれば止まってしまう。それが嫌で別ルートを取って停滞を回避する。
尖った石だらけで若干恐ろしいが良い着地地点を見つけながら飛び跳ねて移動するのは大変面白い。
時折着地地点の石がグラついて冷汗をかいたり、ゲータが石の尖りに引っかかってボロボロになったりもしたがここは楽しみながらクリアできた。
が、下山を終えてすぐ大嫌いな砂丘が目の前に現れた。あまりに長いコースのため要所要所しかコースの内容を覚えていなかったため不意打ちに近い。
規模は小さいようだが、なんでこんないい位置にあるんだという負の気持ちが強い。※写真提供 旅人Mさん

砂丘の後は遥か彼方に見える山(?)を目指して南へ。途中に第2チェックポイントがあるはずだが、目を凝らしてもそれらしきものは確認できない。

この直線からはやや速度を落として歩く。ここまでかなり勇み足だったので、先のことを考え”細く長く”そんなイメージを持ってペースを整える。
この驚くほど何もない地形をただ歩いていると思考が停止しそうになる。本当に何もなくて殺風景なのだ。

後ろを振り返ってみる。
後続の選手が小さく見える。その後ろには先程苦しんだ岩山が見える。どの辺りをどう越えてきたのかもうよく分からない。

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